2019/08/31(土) 23:34:47
日比谷ステーション法律事務所に会社破産(法人)手続きのご依頼を頂きました、負債総額約2億3,000万円の製造・卸売・小売業の会社(法人)の破産手続きの開始が決定し、代表者の免責許可が決定されました。
業種 | 製造・卸売・小売業 |
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負債総額 | 約2億3,000万円 |
債権者数 | 約100名 |
申立後、代表者にご協力いただいたこと | |
その他特記事項 |
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弁護士による解説
本件会社は主に宝飾品の製造・卸売業を営んでおり,複数の販売チャネルにより売上高を確保していましたが,複数のチャネルのコストが重くなり,利益率が悪化したことに加え,他事業への参入にも着手していたものの,うまくいかず,経営の継続が困難となり,破産を申し立てるに至りました。
破産申立ての時点で宝飾品の卸売りの注文が多数残っており,顧客毎の担当者が全ての事務を行っていましたので,代表者のみの協力では仕掛業務を管財人引き継ぐことは事実上不可能でした。そこで,従業員に協力を求め,残っている業務内容や採算について把握した上で管財人に引き継ぎました。従業員は破産管財人から引き続き雇用されるかたちで残務を処理し,代金を回収することで配当原資の増大に寄与することができました。
日比谷ステーション法律事務所
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