2019/03/06(水) 20:59:14
日比谷ステーション法律事務所に会社破産(法人)手続きのご依頼を頂きました、負債総額約3千万円の建設業の会社(法人)の破産手続きの開始が決定し、代表者の免責許可が決定されました。
業種 | 建設業 |
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負債総額 | 約3千万円 |
債権者数 | 約30名 |
申立後、代表者にご協力いただいたこと | |
その他特記事項 |
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弁護士による解説
本件会社は,主に住宅設備関係の工事を行う建設業を営んでいましたが,コスト高と得意先の現象により事業の継続が困難となり,破産申し立てをすることになりました。
破産申し立てのタイミングで,仕掛り中の工事が複数件あり,資金繰りとの兼ね合いで完成ができない見込みでしたので,注文者に事情を説明して未完成のまま破産申し立てをしました。一部の注文者・売掛先については,既に完了している工事代金と,未完成となった工事による損害賠償請求権を相殺する等の主張を受けておりましたので,この点を管財人に引き継ぎ,売掛金の改修のサポートをしました。また,破産申し立ての直前に顧客から代表者個人の口座に直接送金されていたことについて,法人成りする前からの顧客であり,支払方法が従前から変わっていなかった旨の説明と,破産財団への返金を行いました。このような管財業務への協力を行い,無事免責許可決定を得ることができました。
日比谷ステーション法律事務所
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