2017/01/20(金) 11:07:01
日比谷ステーション法律事務所に会社破産(法人)手続きのご依頼を頂きました、負債総額約6,000万円のIT業(ソフトウェア制作)の会社(法人)の破産手続きの開始が決定し、代表者の免責許可が決定されました。
業種 | IT業(ソフトウェア制作) |
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負債総額 | 約6,000万円 |
債権者数 | 約10名 |
申立後、代表者にご協力いただいたこと | |
その他特記事項 |
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弁護士による解説
本件会社は,ソフトウェア制作を主たる業務としていましたが,売上の低下により事業の継続ができなくなりましたので,破産申立てをするに至りました。
会社にはほとんど資産が残っていない状態でしたが,代表者個人の預金が比較的多く残っていましたので,これを破産申立の費用に充てることになりました。預金の残額については,現金化した上で破産申立てを行いました。東京地方裁判所の基準によると,預金については,20万円以上の残高がある場合,全額が換価対象となるのに対し,現金については,99万円までが自由財産として手元に残せるからです。
破産申立てに近接した時期の現金化だったことから,自由財産として認められない可能性もありましたが,管財人との交渉により,本件では全額が自由財産として認められました。
日比谷ステーション法律事務所
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