2016/05/25(水) 19:52:41
日比谷ステーション法律事務所に会社破産(法人)手続きのご依頼を頂きました、負債総額1,000万円の婦人服小売業の会社(法人)の破産手続きの開始が決定し、代表者の免責許可が決定されました。
業種 | 婦人服小売業 |
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負債総額 | 約1,000万円 |
債権者数 | 8名 |
申立後、代表者にご協力いただいたこと | |
その他特記事項 |
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弁護士による解説
本件会社は婦人服小売業を営んでいましたが、売上の低下等により資金繰りが悪化し,既に資金ショートに陥っている中での破産申立てとなりました。ご相談時に申立費用を支弁するのに十分な現預金がありませんでしたので,不当な財産処分とはいえない値引き率にてセールを行い,在庫商品を処分して申立費用を調達しました。また,税金等の滞納があったため,差押えを受けないよう,閉店寺に残っていた高価品を事務所にて預かり管財人に引き継ぎました。
開始決定後は,代表者が会社名義の自動車を今後も使用したいとのことでしたので,管財人と交渉を進めました。自動車の年式が古かったこと等から値段が付けられない旨の業者作成の書類が得られたこともあり,備忘価格にて譲り受けることができました。また,会社名義の通帳を親族の個人事業に使わせていた時期がありましたが,この点も適切に説明することにより,第1回の債権者集会にて異時廃止となり,免責を受けることもできました。
複数店舗の財産を保全した事例、会社破産(法人)における代表者の免責については下記ページにまとめて記載してありますのでご確認ください。
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